第1回:小山酒造訪問記
お蔵の中を特別見学!
お蔵を見学した日は、大吟醸酒の造りの真っ最中でした。こちらでは、お客様の蔵見学を受けれています。
衛生面などの理由で全部は見せて頂けないようですが、特別に酒屋の特権ということで、裏の裏まですべて見せて頂きました。写真は二日間に渡ってご案内とご説明を頂いた、工場長の田辺さんです。
大吟醸の出来るまで
大吟醸造りを簡単にご紹介すると、酒造好適米〈山田錦〉を限定吸水し、甑(こしき・大きなお釜)で蒸し、
蔵の建設で一番費用が掛かったという麹室で麹菌を蒸米に種付け、麹を作ります。麹が出来上がったら、麹米、掛米(蒸した酒米)、 仕込水、酵母をともにあわせて酒母を作ります。その酒母を基にして、その後3段階にわたり麹米、蒸米、 仕込水を足していき醪(もろみ)をつくり発酵させ、それを搾ったものがお酒となります。
麹や酒母の温度などは機械が管理してくれますが、蔵人さん達は一日に何回も自分たちの目で状態を確認します。 我が子の成長を育むようにお酒という生き物を育てていきます。お米がお酒となって搾られるまでに早くても35日かかります。 そして火入れ、熟成させ出荷できるようになるまであと3か月。
口に含むと一瞬で飲み込んでしまいますが、 この一滴になるまで長い日数が掛かっているのです。蔵人さん達の苦労を労いながら、味わって飲まないと・・・と思いました。
気になる大吟醸のお味は?
その味わいですが・・・。試飲させてもらったのは、昨年の造りの大吟醸でした。
南国の豊潤な果物のような香りが鼻をくすぐります。一口含むと、甘酸っぱさとお米の旨みが重厚な層を成して口中を広がり、甘みを残しながら心地よい余韻が続きます。飲み応えのある逸品です。食中酒というより、できれば、このお酒を主役にしてじっくりと飲んで頂きたいです。 今までの丸眞正宗とは違う、まさに衝撃的な出会いでした。実はこのお酒、満を持して今年1月にリニューアル発売したものです。今までの大吟醸とは明らかに違います。一飲の価値は充分にあります。
今後の方針
最後に、今後のお蔵の方針ですが、〈吟醸蔵を目指して、良いお米を使い、より丁寧に醸し、味で選ばれる酒造り>と掲げています。
だからといって、普通酒造りにも手は抜きません。
丸眞正宗すべての更なるレベルアップを目指しています。
また、日本酒以外の商品も試作中のようです。これからも地元・小山酒造〈丸眞正宗〉から目が離せません。
どうぞ、皆様も一緒に応援して下さい。小山酒造株式会社 北区岩渕町26−10
2008年3月1日作成 |

